『AEDを「小学館『幼稚園』の付録」にした理由』
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2024年10月14日 VOL.5747
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問題解決において、上司や部下は「最適な答えが
一つだけ存在する」という誤解を持つことが多い。
(続きは編集後記で)
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『AEDを「小学館『幼稚園』の付録」にした理由』
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子どもの頃、買っていた人も多いのでは? 「幼稚園」や「小
学〇年生」などの学習雑誌。しかも、雑誌ではなく付録目当てで。
そうそう、紙で組み立てる付録(ペーパークラフト)でしたね。
昭和のころは日光カメラや幻灯機などのオモチャ、平成に入り
ドラえもんやポケモンなどのキャラクターグッズ。
では、最近はどんな付録なのか?
紙で作るオモチャであることは変わらない。でも、リアルさが
ぜんぜん違う! ボタンを押すとグリコのアイスが飛び出す
「セブンティーンアイスじはんき」。商品をスキャンすると価
格を音声で読み上げる「東芝テック セルフレジ」。オモチャ
のお札が出たり入ったりする「セブン銀行ATM」等々。そのリ
アルさ、面白さは大人をも夢中にさせ、雑誌は完売続出なのだ
そう。
小学館で付録を担当した大泉高志さんは「子どもは親と同じも
のに触れたがる。そんな憧れをかなえる付録を目指した」とい
います。
そして最新号(10・11月号)では、付録がさらに進化していま
す。「子どもが触りたがるもの」でも「触れられるもの」でも
ない。親でさえ触ったことがない(かもしれない)。医療機器
“AED”を模した「おやこで!AEDたいけんセット」が付録なの
です。
AEDとは“心臓に電気ショックを与え正常に戻す医療機器”の
ことです。自動的に患者を診断し、
「点滅ボタンをしっかりと押してください」
「電気ショックを行いました」
「ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始めてください」
などと、音声でアナウンスしてくれるので、医療知識は必要あ
りません。大事なのは、あわてずAEDのアナウンスに従うこと。
このアナウンス音声を、ほぼそのまま使ってる! これが、今
回の付録「おやこで!AEDたいけんセット」の凄いところです。
リアルなだけではなく、実際に使うときの不安も減らせそう。
付録を監修したAEDメーカー「日本光電」は以下のように述べ
ています。
「(AEDは)使い方を知らなくても音声で教えてくれるから、
とにかく使うという選択肢を持っておいてほしい」
心停止の状態では、AED使用が1分遅れるごとに救命率が10パー
セントずつ低下する、救急車到着までには10分かかる、と言わ
れています。AEDを使うべきなのは明白です。にもかかわらず、
AEDの使用率は4.3パーセントとまだまだ低いのです。
「実際にAEDを使うとなると躊躇する人も多い。救命のための
行動をおこす大切さを、子どもにも大人にも考えてほしい」
そんな思いを、付録タイトル「おやこで!AEDたいけんセット」
に込めたと小学館は言います。
一方、ビジネス面では、日本光電に大きなメリットがあります。
自社製品に子どものころから馴染んでもらえる、というメリット
です。
こんな言葉を聞いたことはありませんか。
「人間の好みは12歳までに決まる」
これを忠実に実行したのは、マクドナルドの創業者藤田田(ふ
じたでん)氏です。子どもに、ハンバーガーを無料で提供して
いた時期もあるのだそう。当時の藤田氏は以下のように述べて
います。
「いまに見ていてください。日本人がみなマクドナルドに来る
ようになりますから。子どものうちからハンバーガーを食べ
てもらう。それが将来、うちの客になってくれるんです」
藤田氏の目論見通り、日本人はマクドナルドが大好きになりました。
今後、AED市場は家庭用パーソナルタイプが主流になる、という
予測があります。今の幼稚園児たちが大人になったとき、自宅
に置くAEDに何を選ぶか。「幼稚園の付録」で体験した日本光電
の製品を選ぶのではないでしょうか。
現在、日本光電のAEDシェアは、42.9パーセントと国内トップ。
とはいえ安泰ではありません。競合する「オムロン」は、各地
の小学校でAED講習会を実施するなど、長期的な視点で事業展
開を進めています。今回の「幼稚園の付録」はその対抗手段な
のかもしれません。
私たちも目先のことだけではなく、数十年後に果実を得るため
の種を、「今」まいておくべきではないでしょうか。
(執筆 関谷中小企業診断士事務所 関谷 信之)
(中川コメント)
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編集後記
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問題解決において、上司や部下は「最適な答えが
一つだけ存在する」という誤解を持つことが多い。
しかし、ビジネスの現場では複数の解決策があり、
その中から最適なものを選ぶことが重要である。
例えば、プロジェクトが遅延した場合、最適な解決
策として追加の人員を投入することが考えられます
が、それが実現できない場合もあります。このよう
な状況では、現行のリソースを最適化して優先順位
の高いタスクに集中する、またはデッドラインを再
調整するなど、複数の選択肢を検討しながら対応す
ることが重要です。
また、日本の教育は一つの答えを教える傾向が強い
が、実際の仕事では複数のアプローチが求められる
場面が多いです。例えば、営業活動において、ある
月に広告費を多く使って一時的に赤字となったとし
ても、その結果として顧客基盤が広がり、年間での
売上が目標を達成できれば、その戦略は成功と言え
ます。また、人材育成においても、最初は他の社員
に比べて業績が低かった部下が、徐々に成長してチ
ームの貴重な戦力になっていくケースもあります。
このように、一つの解決策に固執せず、状況に応じ
て複数のアプローチを模索する柔軟な思考が求めら
れます。
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ご注意
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このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合が
あります。
むつかし法律条文や判例をわかりやすく説明するために正確な
表現をしていないことがあります。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを
申し添えます。
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